農業用ビニールハウス(パイプハウス)の専門店モリシタの森下幸蔵です。
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水曜日は午後から、ガラス温室の屋根の上で、天窓の板ガラスの交換をしていました。
ガラスは、園芸施設の被覆材の中では、最適な素材です。
光線透過率、保温性能、流滴性能、耐久性能。どの点においても優れています。
ただし、初期投資額が大きいので、近年では新築物件はほとんどありません。
ガラスは割れやすいので、屋根の上の作業では、特に気を遣います。
入社21年目ですが、今でも苦手な作業のひとつです(笑)
さて、本題です。
園芸施設の被覆材のタイプ その1 【全光線透過タイプ】
光線の質を変える機能を持たせた農業用ハウスの被覆材を、フィルムメーカー各社は上市しています。
基本的に、以下のように集約できます。
1.紫外線~赤外線までの全光線を透過するタイプ
2.一部の紫外線~赤外線までの光線を透過するタイプ
3.紫外線域をカットした光線を透過するタイプ
4.熱線(一部の赤外線)をカットした光線を透過するタイプ
5.直射光を散乱光に変換させるタイプ
1~5を、それぞれを解説してみます。
まず、1.から。